アニマルウェルフェアとSDGs

ドン・ロッシではアニマルウェルフェア商品を販売しています。

アニマルウェルフェアとは動物ができるだけストレスなく快適に過ごせること。

牛肉ものびのび育った牛のほうが美味しいとよく畜産農家さんからお話を聞きます。

アニマルウェルフェア商品を使用することでSDGsの取り組みにもなるのかというところを記載していこうと思っています。

 

飢餓をゼロに

アニマルウェルフェアでは放牧を基本としています。

放牧すると自然に牛たちは牧草を食べます。

日本でも主流の工業的畜産では牛舎の中で牛は育ち、餌として穀物などを与えられます。

食用穀物のうちとうもろこしは6割が飼料になっているという現状があります※1

 

つまり人間が食べるはずのとうもろこしは家畜の餌になり、

その一方飢餓に苦しむ人たちもいることが現状です。

放牧時間を増やすことは穀物飼料を無駄に食べることを避けれます。

その分を食用にすれば飢餓を減らすことに貢献できます。

 

働きがいも経済成長も

アニマルウェルフェアを実践することで、家畜がのびのび育てることができます。

畜産農家さんにとってそれは働きがいになることでしょう。

また放牧によって餌や糞尿などの処理の時間が短縮され、
本来やりたかったことに時間を使うことができます。

家畜も牛舎で密状態でいるわけではなく、ストレスなく育ちます。

それによって感染症も減り、元気な牛が育ち、結果生産性もアップするとの報告もあります。

 

つくる責任つかう責任

集団的畜産により効率よく牛を生産してきました。

そのおかげで牛肉を安く手に入れることもできています。

その一方、肥育ホルモン剤や成長目的の抗生物質を投与され無理やり大きくなっている牛、全然運動せず足腰弱くなっている牛などを見かけます。

国内や海外でもそういった肥育方法に疑問を感じている畜産農家さんが増えてきています。

しかし、国内の畜産農家さんはコスト的な問題などでアニマルウェルフェアを実践できないという話も聞きます。

ドン・ロッシではアニマルウェルフェア商品を取り扱うことで、
アニマルウェルフェア普及を目指しています。

毎日ではなくてもたまに、アニマルウェルフェア商品を取り入れてほしいと願っています。

 

気候変動に具体的な対策を

畜産における温室効果ガスの割合は全体の14%と言われています。

工業的畜産では糞尿を処理するため温室効果ガスの発生が余計に発生しています。

これを放牧により自然に処理することで、温室効果ガスの軽減に貢献できます。

 

このようにアニマルウェルフェアを実践することで、SDGsへの実践にもなっていのです。

 

是非、皆様の生活の一部にアニマルウェルフェアを取り入れていただけると幸いです。

※1 世界の穀物需給の行方

※2 第3節 放牧飼養による温室効果ガスの発生抑制評価